「パニック障害・不安障害」とは
ふとした瞬間に息苦しさ、動悸、めまい、吐き気、手足の震えなどの症状が出て、そのために日常生活に支障をきたすようになった状態の事を言います。
パニック障害になるまでの流れ
- ストレス(心理的・身体的)が増大する
- パニック発作が起きる
- 「また発作を起こすかも…」という不安感がまとわりつく(「予期不安」)
- 発作が出そうなシチュエーションを避けるようになる(「回避行動」)
日常生活に支障が出てくる
(「パニック障害」)
主な原因はストレス
パニック発作の主な原因はストレスです。
このストレスには、心理的なものと身体的なものが含まれます。
【 心理的なストレス 】
- 両親や妻、夫との争い
- 家族、大切な人の死や病気
- 職場での人間関係
- 仕事でのプレッシャー
- 経済問題 など
【 身体的なストレス 】
- 病気
- 過労
- 暴飲暴食
- 睡眠不足
- 無理なダイエットなどによる
低血糖 など
パニック発作の症状
以下はパニック発作の代表的な症状です。
多くの場合、これらのいくつかが並行して起こります。
- 息切れ感、息苦しさ、窒息感
- 動悸
- めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
- ピリピリうずく感じ
- 胸の圧迫感
- 発汗
- 身震い、手足の震え
- 冷感または熱感
- 周りの物が現実でない感じ
- 口の渇き
- 吐き気、腹部の不快感
- 視界がぼやける
- 筋肉の緊張
- 考えがまとまらない、頭が真っ白になる
- 死ぬのではないか、気が狂うのではないか、今すぐ逃げだしたいという恐怖感
予期不安の症状
一度パニック発作を経験すると、それ以降同じようなシチュエーションで「また発作が起きるかもしれない…」という不安感(「予期不安」がまとわりつくようになります。
以下は予期不安の代表的な症状です。
苦手な状況を避ける(「回避行動」)うちに症状が悪化していってしまいます。
- 乗り物(電車など)、美容院、狭い空間(エレベーターなど)、人がたくさんいる場所などで「また発作が起きるのではないか」という恐怖感が出る
- 苦手なシチュエーションになると緊張したりドキドキしてくる
- 些細な体調不良でどんどん不安になってくる
- ふとした瞬間に鼓動が速くなったり不安になったりする
- 不安なあまり体調がますます悪化する

パニック障害は克服できる
パニック障害は克服できます。
「パニック発作」と「予期不安」はそれぞれ克服方法が異なるため、まずは上のリストで症状を切り分けましょう。
症状がなんとなく切り分けられたら、早速それぞれの克服方法を実践していきましょう。