エクスポージャーって何?
エクスポージャーは、パニック障害・不安障害の治療に有効な「認知行動療法」の一部です。
不安感・恐怖感を避けずにあえて対峙し、それよって不安や恐怖は「拡大解釈」であり、自分の対処する力を「過小評価」しているのだということを体感していきます。
あえて不安に曝されることから「曝露(ばくろ)療法」とも言われます。
エクスポージャーは、段階的、計画的に実施するのがポイント。詳しいやり方は以下の記事を参考にしてください。
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参考エクスポージャー(曝露療法)
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どうしても我慢できずに回避してしまう
エクスポージャーの目的は、「不安は何もしなくても時間が経てば消えていく」「不安は何度も繰り返すことで下がる」というのを体感することです。
そのことがしっかりと腑に落ちれば予期不安はなくなっていきます。そして、脳が勘違いをして「闘争・逃走反応」を引き起こすこともなくなります。
そのために一番大切なのは「その場に留まり続けること」。
普段から呼吸法と漸進的筋弛緩法を練習して、心と身体をリラックスさせる方法を身につけてください。
そしてエクスポージャーを実践するときには、必ずその方法を使って過呼吸と過緊張を静めるようにしてください。
5分、10分、15分、30分…。その場に留まれば留まるほど、不安や恐怖がどんどん薄れていくのを感じることができるはずです。
ただし、体調が優れないときにはムリをしないようにしてくださいね。
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参考呼吸法を覚えよう
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参考リラクゼーション訓練
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