呼吸法 こぼれ話

人生って意味のない言葉だらけよ

こんにちは、まーるです。

(音声版はこちら↓)

寒いですねー。お気をつけくださいねー。
寒いと肩に力が入っちゃって、こりがちですよね。意識して肩とか首をほぐさないとガッチガチになりますよね。
冬はそんな感じで血流が滞りがちですからね、体調も崩しがちなのかもしれませんね。
できるだけあったかくしてお過ごしください。

前回の配信を聞き直してみたんですね。そしたら自分の口癖に気がついてしまいまして。

やたら「あのー」とか「なんかー」とか言ってる。めっちゃ言ってますね。気になっちゃって、自分で。話が全然入ってこないです。

一人で延々と喋ってるじゃないですか。一人で喋り続ける事って普通はないじゃないですか。会話だと相槌があったりしますけど。
台本をちゃんと用意しているわけじゃないので、けっこう考えながら喋っていて。だから繋ぎの言葉が多いんですよね。

なのでお耳苦しいかと思いますが。ご容赦いただけると助かります。

私も含め、みんなそれぞれ人生最後の日が来るわけじゃないですか。
で、人生の最後の日に、これまでに自分が発言した言葉が集計されてね、ランキングが発表されるとするじゃないですか。

そしたら私なんて「あのー」とか「なんかー」とか。そういう意味のない言葉が上位に並ぶような、そういう人生なんでしょうね。
でもみんなもきっとそんな感じじゃないかと思いますよ。
人間誰しも、自分の人生を何か意味のあるものにしたいと思いがちだと思うけど、やっぱり結局そういうもんだろうと。

むしろそういう人生がちょうどいいような気もするんですよ。
発言ランキングでね、「正義」とか「勇気」とか「愛」みたいな言葉ばっかり並んでいるような人生だとしたら、かえってしんどいだろうなと。
そういう人生って、きっとしんどいですよね。

私は意味のない言葉を垂れ流し続ける人生であろうと、なんかそういう事を思った次第です。はい。

前回、認知行動療法と呼吸法について触れたにも関わらず、呼吸法についてあまりちゃんと話せなかったので、今回はそれを改めて。

みなさん最初に大なり小なりパニック発作を経験されたと思います。
パニック発作って、色々な症状が重なり合って出てくるものですよね。ドキドキ動悸がしてきたり、息苦しくなってきたり、手先が冷たくなってきたり、「このまま死んじゃうんじゃないか?」という破局的な思考が出てきたり。

そういった症状の原因は、おおむね過呼吸です。

過呼吸というのは、呼吸をし過ぎている状態、酸素を取り込みすぎている状態です。
息苦しさの症状を感じるため「もっと息を吸わなきゃ」と焦ってしまうのだけど、実はもうその時点で既に息を吸いすぎてしまっているわけです。

吸う息が多くて吐く息が少ないから、二酸化炭素が溜まってきちゃう。
すると血中の酸素と二酸化炭素のバランスが著しく崩れてしまう。それが過呼吸です。

血中のバランスが崩れると、血液中の酸素がうまく全身に行き渡らなくなります。そして身体の到る所で酸欠状態が起きてしまう
もちろん脳も酸欠になるので、思考力が一時的にグッと低下するんですね。そして破局的な思考も生まれちゃう。

そういう酸欠による症状が、発作の正体です。ぜんぶ過呼吸が原因なのです。

呼吸って自分である程度コントロールできるじゃないですか。
息を吸おうと思えば吸えるし、息を止めようと思えばある程度止められるし。

だから発作が出そうだな、出てきちゃったなという時に、意識的に呼吸をコントロールして過呼吸を抑えてあげればいいわけです。
要は、人間の平均的な呼吸数に意識的に戻してあげる、という事をやればいい。

人間は、平均してだいたい6秒で呼吸をしているそうです。3秒で吸って、3秒で吐くイメージ。
その呼吸を意識的に実践する事で過呼吸が収まってきて、過呼吸による発作の症状も収まってくるという感じです。

呼吸法って実際にはもうちょっと細かいんですけどね。

参考呼吸法を覚えよう

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これをやると過呼吸が収まるので、発作もちゃんと収まってくれます。

ただ、呼吸法を実践する時って既に過呼吸状態だったりするので、「息を吸わなきゃ!」と焦っていたりもして、なかなか最初はうまくできないんですよ。
3秒って短いようだけど、過呼吸の時の3秒ってビックリするぐらい長い。とりわけ息を吐く時は大変です。3秒がものすごく長く感じます。

最初はそういう感じですが、練習するうちに少しずつうまくなってきます。発作の渦中でも上手に息をコントロールできるようになってきます。なのでぜひぜひ練習して習得を。

発作を抑えられるって、本当にありがたい事ですからね。
行動範囲も広げられるし、認知行動療法もやりやすくなるし。

認知行動療法と呼吸法って、ワンセットみたいなところがあるので。

認知行動療法をやっていくとなると、不安や恐怖と対峙することになるわけです。
「発作を起こしたらどうしよう」という不安や恐怖の中で、発作を抑える術をまるで持っていないというのはあまりにも無防備過ぎるし、それはもう不安になって当たり前ですからね。

発作対策を真っ先に身につけるというのは、やはりオススメです。
呼吸法は何も道具を必要としませんから。身一つでできますからね。ぜひぜひ。
(おわり)

管理人がクリニックの先生にオススメしてもらった本。パニック障害の基礎情報と治し方を知るのに最適です。

管理人まーる

パニック障害を克服した元商業ライター現医療機器系OL | 上級心理カウンセラー(民間)| 80年代生まれ | 旅行大好き | 乗り物・フルタイムのお仕事OKすこぶる元気 | 服薬・通院はしなかったためお薬には疎い

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