コラム

【心理学】アドラー心理学 presents「世界一の幸せ者は誰か」選手権!

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。

急に暑くないですか。急に半袖引っ張り出したんですけど。急に夏。ついてけない。

さて。みなさんは「嫌われる勇気」お読みになったでしょうか。アドラー心理学を平たーく解説した本。ベストセラーにもなりましたね。

以前にもブログに書いたのだけど、パニック障害の原因ってストレスじゃないですか。そのストレスと向き合う時に、大いに助けてくれたのがアドラー心理学だったんですよ、私の場合。

というか、正確には「選択理論」の本に出会って深く感化されたのですが、紐解いてみれば選択理論もアドラー心理学もほぼ同義だったというわけで。

アドラー心理学の考え方のひとつに、「すべては自分自身の選択である」というのがあります。この部分がまさに選択理論そのものなんですけど、パニック発作を起こして、日常がうまく送れなくなって、家から一歩出るのもひと苦労だった、まさに「不幸のどん底」にいた当時の私に、それはもう稲妻のごとくブッ刺さってくれました。

なぬ? 「不幸のどん底」を選んでいるのは私自身だと? と。

選択理論、アドラー心理学を受け入れようとすると、少なからず抵抗感はあろうかと思うのです。「嫌われる勇気」に登場する青年にいたっては、「そんなのペテンです!そんな哲学認めませんよ!」と荒ぶっておられましたし。

たしかに「君は不幸を選んでいる」と言われたら、食い気味に「そんなわけねーよ!」と突っ込みたくもなります。なので私は、いったん選択肢を立てて「どっちが幸せか」天秤にかけるようにしました。ただ「幸せ」っつー概念が飲み込みにくかったりもするので、「どっちが楽しいか」「アハハと笑えるか」を判断基準にしてもいいと思います。そうしてみると、わりかし自分が「幸せじゃない方」「楽しくない方」「アハハと笑えない方」を選びがちなのに気が付きました。

おお、なるほど、たしかに不幸を選んでいるぞと。

というわけで前置きが長くなりましたが。

ここでいきなり、アドラー心理学presents世界一の幸せ者は誰か」選手権を開催したいと思いまーす! ひゅーーう。

 

幸せを決めるのは地位、収入、名声なのか

スティーブ・ジョブズが病床で残したという、かの有名な言葉がありますね。

私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他の人の目には、私の人生は、
成功の典型的な縮図に見えるだろう。
しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた
人生の単なる事実でしかない。
病気でベッドに寝ていると、
人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、
認証(認められること)や富は、
迫る死を目の前にして
色あせていき、何も意味をなさなくなっている。
この暗闇の中で、生命維持装置の
グリーンのライトが点滅するのを見つめ、
機械的な音が耳に聞こえてくる。

いわゆる社会的「成功」というやつが必ずしも「幸福」と結びついているわけじゃない事を、長者番付常連だった大富豪ジョブズの口から語られると、実に胸に沁み入ります。

物質的な豊さが、人生を豊かにしてくれるわけじゃない。

ジョブズはその事に病床で気がついた。とはいえ、それまでだって富や権力の類にひたすら執着してきたわけじゃなかったと思うんです。経歴を見るとね、基本的には興味のある事をやり続けてきただけのように見えるから。ただ「残念ながら」成功する才能があった。そこに成功があるなら、やっぱり成功に邁進するのが人間の性なんでしょう、きっと。

いや、成功が悪いわけじゃない。でも大なり小なり、この手の話はよく聞きます。成功者の苦悩というやつ。事実、ブラッド・ピットや競泳マイケル・フェルプスなど、うつ病の過去を公表しているセレブもたくさんいますよね。イギリス王室のヘンリー王子もうつ病の経験を公にしていますが、つい先ごろ王室を離脱してアメリカに移住されたそうで。

つくづく名声は苦悩と一対なのだなと。

 

紋切り型の「幸せ」を追い求める人びと

セレブに限らず、私たちのささやかな暮らしにも同じ構文は当てはまると思います。

良い大学入って、良い会社入って、結婚して、家買って、出産して子育てして。という幸せの王道コース

この王道を歩いたところで必ずしも幸せになれるわけじゃないってのは、今や一般常識でしょう。特にバブル崩壊以降、嫌と言うほど思い知った世代もあるはず。

でもその王道を歩くのが常識だと思っている人もまだまだいて。例えば私はアラフォー独身なのだけど、もはや結婚うんぬん以前に「お子さんは何年生?」とか聞かれますからね。

子どもがいないどころか結婚すらしていないのだけど、それを言ったら気を遣わせるだけなので「うちは子どもはいないんだけどねー」って返してます。「うちは」の辺りに、家庭は持ってます感を匂わせておく。嘘は付いてないかんな、という。しかしなんでこんな気を遣わなあかんねんと。めんどくさいったらないわけですが、まあ、その話(愚痴)は置いといて。

「結婚=幸せ」ではない。それはたぶん多くの人が思っている。でも一方で「結婚していない=不幸」だという公式は、たくさんの人が信じている気がします。

結婚して子育てしなきゃ得られない経験や幸せはもちろんあると思う。同じように結婚せず子育てしない中で得られる経験や幸せもある。王族じゃなきゃ得られない幸せも、一般ピーポー(死語なのか?)でなきゃ得られない幸せもある。

つまり、立場によって幸せのカタチは三者三様、色とりどりなのであって、物質的なものや世間の評価で決められるものではないわけです、元来幸せというやつは。

それでも王道コースを歩かなきゃと思ってしまう。婚活なんて最たる例だと思いますが、婚活市場で自身のプライドを削りまくっている話はよく聞くし、そうだ、就活もそうですよね。就活で値踏みされて心を疲弊させていく若者の話はよく聞きます。

そこまでして就活やるのって、結局やらなきゃ王道コースを外れちゃうからなんだと思うんだけど、今や就職しなくても食べてける時代だし、あ、メディアアーティストであり実業家、大学准教授でもある落合陽一さんも言ってました。「それだけじゃ食えない事」も23個集めれば十分食える時代だと。例えばある事をやって一般のサラリーマンの4/3稼げて、プラスあともう一つ何かをやってサラリーマンの1/2稼げるなら、二つ足せばサラリーマンより稼げるじゃないかと。

そういう時代です。YouTuberになりたい子どもが増えているらしいですが、私はいいと思う。私もなりたいもんYouTuber。苦しんでまで、心をすり減らしてまで、王道コースに執着するべき理由はないはずなんです、もはや。

 

結局、世界一の幸せ者は誰なのか

さて。では「世界一の幸せ者は誰か」選手権の勝者はいったい誰なのか。ドゥルルルルルル、デン! それは「みんな」でーす! お察しのとおり。

みんなにその可能性がある。結局アハハと笑える瞬間が一番多い人がウィナーですよ、収入や地位とは無関係に。

私自身、王道コースをからっきし外れているし、なんなら一度も走った事ない道だけど、今とても幸せです。「世界一」とまではいかないかもしれないけど、これから世界一になる可能性だって持っていると思っています。

負け犬の遠吠えかよ」と言う人はいるでしょう。表向きは「分かるー」とか言いながら、心で「寒っ」と薄ら笑いを浮かべる人もいるでしょう。

そういう人は、はっきり言って思考停止しているし、あえて言うなら重い現代病を抱えていると思います。規格通りの幸せを追い続けずにおれない現代病。

実はパニック障害になる前の私がまさにそっちサイド(思考停止の現代病患者)だったので、今となっては返すがえすパニック障害ありがとうーなのです。いやはや。

 

そう、アドラー心理学というのは、そういう学問です。仏教にはあまり明るくないのだけど、たぶん仏道と重なる部分もあるんじゃないかな。そういう意味では、まるっきり新種の考え方ではないけれど、近代においてはほとんど別路線の心理学なんだろうとも思います。

すごーくおすすめです。精神科医の名越康文さんもアドラー心理学を推していて、自身のYouTubeチャンネルでもわりかし語っておられるので、それもおすすめですよ。はい。

さ。みんなでアハハと笑いましょ。楽しい方を選びましょ。(おわり)

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

アドラー心理学」を対話形式で分かりやすく説いた入門書。対人関係の悩みや、競争社会で生きる事などについて、私たちが日々当たり前だと思っている事の根底がくつがえって、価値観がガラリと変わりました。おかげでストレスとの向き合い方も一変。新しいストレスケアの手引きとして、大いにオススメしたい一冊です。

ここに記載の治療法や対処法は、あくまで個人的見解に基づいています。 効果の有無や程度は保証できませんので、ふーん、そういう事もあるんだねー、ぐらいの感じでご理解いただけると幸いです。
ブログ管理人の自己紹介とパニック障害の経緯などはコチラ→「ごあいさつ

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