不安障害全般

【パニック障害】自己効力感を高めれば予期不安は治る

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。

ついこないだ、こんな言葉を知りました。

自己効力感」。提唱者はカナダの心理学者アルバート・バンデューラさんで、英語ではセルフ・エフィカシーとも。

もう「SORENA」ってなりました。この言葉知った瞬間。

これまでブログやらツイッターやらであーだこーだ呟いてきましたが、それらをぜんぶコネコネしてギュッとしてポンッとしたら、結局「自己効力感」って事になる気がします。

要はこの「自己効力感」こそが、私自身が実感した回復のキーポイントなんです。

 

パニック障害における自己効力感とは

「自己効力感」とはなんぞや。ざっくり言うと、「ある行動をうまく実行できるという自分の可能性を認知している事」。うまく要約できてないな。噛み砕くと「うまくやれるという自信」という事になりましょうか。(詳細はWikipediaをどうぞ)

そもそもこの言葉を知ったきっかけは、とあるメンタルクリニックのブログでした。頓服服用のメリット・デメリットについて書かれた記事だったのだけど、そのデメリットの一つとして挙げられていたのが「自己効力感が得られない」って事だったんです。ついでに言うと、「頓服は根本治療の妨げになるので、治療初期や一時的な処置として利用するにとどめた方がいい」みたいな事が書いてありました。

これについて、私自身はまるっと同意します。私が人一倍薬ぎらいだからってのもあるけれど、まずはベンゾ系薬の連続服用に依存性が認められているからってのが一番の理由。そして依存症になった身内の苦しみを見たからってのも大きい。

でもそれはさておき、服用しても離脱症状がほとんど出ていないとか、何より本人が納得して飲んでいるなら何の問題もないと思うんです、正直。

あと、よくあるケースに「頓服がないと不安になってしまう」というのがあって、それは軽い依存傾向ではあるのだけど、でも逆に「薬さえ持っていれば安心」ならそれもまたアリなのだろうと思う。個人的には。

ただ、「頓服を支えにする」というのには、依存性とか離脱症状とは別の、大きな問題を一つ内包していると思うんです。

そう、それが「自己効力感の低下を促す」事。要するに「自信を失ってゆく」という点です。これ、すごくすごく重要な事だと思うんですよ。

 

パニック障害の回復とは、自信の回復である

自分の回復のキーポイントは一体何だったんだろうか、とよく考えるのです。それを端的に伝えられたらうれしいなと。もはやライフワーク化しているわけですが。

で、あれこれ考えた結果、導き出した解が「慣れ」と「自信」。

苦手な場所や状況に対して「自分は乗り切れるんだ」と自信を持つ事、そして体調の瑣末な変化に慣れる事。認知行動療法の大きな目的は「不安を払拭する事」だけど、それを感覚ベースに落とし込むと、内実は「自信」と「慣れ」なんだろうと思うわけです。

この「自信」と「慣れ」も、大きくカテゴライズするなら全部ひっくるめて「自信」だと言えるかもしれません。考えてみれば、「自信」あっての「慣れ」であり、慣れなきゃ自信もつかないだろうって話でもあり。

つまるところ「自信」なんですよね、回復に必要なのは。

事実、「自己効力感」が人体に与える影響として、こんなのがあるそうです。

  • 与えられた課題を達成する率が高まる
  • 不安、恐怖が減少し、心拍数が安定する

(Wikipediaより)

自信がつくと、実際に乗り切る率が高まって、さらには不安感や恐怖感が減るという。

これ、すんごいわかる。

過去記事にも似たような事を書いたけれど、一度乗り切って自信がついたら、その後の回復曲線がググッと上向く感覚が体感としてあったんですよね。ほんと。関連記事貼っときます。

参考【パニック障害】パニック障害の回復の鍵は「取り越し苦労の確認作業」

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。 しわすですわよ。回文風味に言ってみました。なってないけど。 そんなこんなで、術後2ヶ月が経ちました。 あ、10月に腫瘍の摘出手術を受けたのです。詳しくはこちら ...

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回復から34年経った今でも、たまにメンタル柔めの時(生理前後)なんかに「お、やべーな」っていう事があるんです。軽くザワつく感じ。

でも「ま、大丈夫か」ってすぐにスイッチを切り替えて忘れる事ができるんですよね。

それってなんでだろうって考えてみると、やっぱり「自信」なんだよなと。「発作を起こすはずがない」という自信。つくづく、自信を構築する事の威力を実感します。

自己効力感なんですよ、回復のキーポイントは。うむ。

 

どこを目指すかは、自分が決めていい

だから、回復を目指すなら「自己効力感の引き上げ」を意識するといいと思います。

その際には、「自己効力感」と相関関係にある頓服の使用についてもまた意識すべきなんだろうと。(減薬・断薬の際は医師の指導のもとに。)

でも一方で、こうも思うんです。

薬を飲もうが、不安感があろうが、日常生活が送れているのなら、もう折り合いをつけていいのではと。「折り合い」というか「納得」というか。

なんかこう、悪いところが一つもない100%ピカピカの自分にこだわりすぎているきらいはないか、それこそ頑張りすぎてないか、って思ったりもするんですよ。

どこに納得点を置くか。というのが実は「回復」よりも大切な事なんじゃないかって。

どの辺で納得するのかを考える時には、検討材料が必要じゃないですか。検討材料というのはこの場合「経験」ですよね。いろんなシチュエーションで、さまざまな体調の時に、できる事できない事、感じる事をストックしていく。できるだけたくさん。その中で納得点を探っていく。

そう考えれば、「回復」すら選択肢の一つとして捉える事ができます。そしてそれはたぶん真理でしょう。強くそう思います。

自分で決める。回復の度合いも。その材料集めのための認知行動療法。で、もっと回復したいと思った時には自己効力感を意識する。そういうことなんだなあ、きっと。

という、思わぬ結論に着地した今回のブログでありました。ほんのり長くなりましたが、我ながらかなり腑に落ちる内容になったので、お時間あれば二度三度読み返していただけたらうれしいです。(おわり)

ここに記載の治療法や対処法は、あくまで個人的見解に基づいています。 効果の有無や程度は保証できませんので、ふーん、そういう事もあるんだねー、ぐらいの感じでご理解いただけると幸いです。
ブログ管理人の自己紹介とパニック障害の経緯などはコチラ→「ごあいさつ

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