「いい子じゃないと嫌われる」の裏側 – 選択理論入門③

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。

先日、選択理論の入門編と題して、グラッサー博士のロジックのさわりの部分をまとめてみたりしました。

なお、参考にした本は以下です。

「人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論」Amazonより

「相手は変えられない。変えられるのは自分だけ」というのが選択理論の基本原理ですが、多くの人が「相手は変えられるもの」と勘違いしている。その心理が人間関係に悪しき影響を与えている。

世の中のスタンダードとして「外的コントロール心理学」がはびこっているわけです。人間は外側からの刺激や圧力で行動させられるという心理学。

対して選択理論が提唱するのは真逆の「内的コントロール心理学」。あらゆる人は自らの内側からの動機によって行動しているというもの。

この内的コントロール心理学、近頃いろんな形で注目されてきていますよね。

マインドフルネスやアンガーマネジメントなども同じ原理。かといって最近生まれた新しい理論というわけではなくて、古くは仏道の思想なんかもそうだと思います。

具体的には以下の記事を。

で、思ったのです。「いい子じゃなきゃ嫌われる」という心理もまた、外的コントロール心理学の弊害だよなと。

「いい子じゃなきゃ嫌われる」=「いい子でいれば嫌われない」

私はパニック障害を発症する数年前から、ずっと抱えていたモヤモヤがありました。

それは「本当の自分ってどんなだっけ」って事。

いつも他人の顔色ばかり伺っていたから、自分の行動原理がもう、ぐちゃぐちゃに絡まった糸みたいになっていたんです。

心と身体が、うまくコネクトしていませんでした。「楽しいから笑う」という当たり前の事でさえ、まるでファンタジーのように感じていました。

私を動かしていたのは「笑うべきだから笑う」という心理。他愛のない世間話をして、軽く笑う。それが大人というやつだからそうしていただけです。

当時抱えていた「ちゃんと大人でいなきゃ、相手にされない」という想い。それは言い換えると、「大人らしくちゃんと振る舞えば、相手は自分を好いてくれる」という事。

つまり、自分の言動によって相手の気持ちをコントロールできる、と思っていたわけです。それも疑いなく。ナチュラルに。

何が原因だったんでしょうね。おそらく、小さい頃から外的コントロール心理学を浴びて育ってきたからでしょう。

こう振る舞えば、親が喜んでくれる。これをすれば、親が怒る。

その積み重ねで、あまりにもナチュラルに外的コントロール心理学を受け入れてきたんだと思います。

それって、私だけじゃないんじゃないかな。諸外国の事情はよく知りませんが、日本の人間関係の築き方には、そういう心理が根付いている気がします。まあ、グラッサー博士はアメリカの人なので、少なくともアメリカでも外的コントロール心理学はスタンダードだったんでしょうね、これまでずっと。

ともあれ「自分がこうあれば、相手が好いてくれるだろう」というのは、選択理論の見地からすればまったくの見当違い。ただの勘違い。

実際には自分がどれだけ相手に好かれようとしても、相手が自分を好きになるかどうかは相手のみぞ知る事なわけです。

こうして書いてみると、すごく当然の事のように思えます。恋愛に置き換えれば、すぐにピンときますもの。努力しても報われない恋の一つや二つ、誰でも経験あるんじゃないでしょうか。

恋愛では通用しないのに、なぜだか家族や友人や同僚の心は自分の挙動次第だと思っていた。不思議なもんです。

「相手の気持ちはコントロールできない」は自由への合言葉

相手の気持ちはコントロールできません。はい。

自分の言動を好いてくれる人もいれば、嫌だと感じる人もいる。

「明るくて元気」って、好かれる人の第一条件だと信じていたけど、よく考えると私自身そういう人にシンパシーを感じるわけじゃないんですよね。どちらかと言うと、ミステリアスでマイペースな人に好意を感じたりしますもの。

だからもう、自由に振る舞えばいいんです。というか自由に振る舞うしかないんです、突き詰めると。

どうせ好かれるか嫌われるか分からないんだから、いっそ傍若無人に振る舞ってやろう。というのとは違います。

「自由に振る舞う」を極解して、ヒール役を演じるのも違います。その気持ち、なんとなく分かっちゃう気もするんですけどね。私もそっちの気、あるから。

だけど自己表現うんぬん以前に、人としての思いやりが欠かせないのは言わずもがな、ですよね。ここんとこ、忘れないようにしたいです。

自由に振る舞うっていうのは、ただ「楽しい時に、笑う」っていうのに集約できるような気がしています。

だけど楽しい事なんか全然ない。だから笑う機会が全然ない。

最初はそう思ったし、「自由に振る舞うぞ」と心に決めてからも、しばらくは相変わらず「大人としてのビジネス笑い」が大半でした。

だってビジネス笑いを一気にやめたら、その途端無愛想な人になってしまうから。

だから、ちょっとずつやめるようにしました。1日1回から少しずつ。

そのうち無愛想を避けようとして、不可抗力的に自力で楽しい事を探すようになってきました。何気ない会話の中でも、何でもない日常の中でも。

最近になって、ようやく「楽しいから笑う」が「笑うべきだから笑う(ビジネス笑い)」を上回るようになってきましたかねー。自分が「楽しい」と感じる方向に、物事を引っ張る事ができるようになってきたと言いますか。

心と身体がコネクトしてきた気がします。ちゃんと。

てか「ビジネス笑い」って何なのよ。造語すんません。愛想笑いとはまた違う、大人笑いと言いますか。なんとなく伝われニュアンス。


というわけで選択理論入門、ここらでいったん終幕させたいと思います。

選択理論を知った事でストレスは半減、いやもっともっと減りましたよ、実際。後乗りにはなるけど、これからマインドフルネスなんかも勉強していきたいぞと思っております。

不安障害の原因っておおよそストレスだと思いますしね。オススメです、選択理論でストレスケア。(おわり)

管理人まー

管理人まー

↑Twitterやってます(@ok_daijobu) パニック障害がすっかり治ったアラフォー女です。 35歳の時、通勤電車内でパニック発作を発症。以来、不安、恐怖、息切れ、めまいなどの症状が日常的に現れるように。電車やバスに乗れない、スーパーのレジに並べないなどの『広場恐怖症』や、「またあの症状が出たらどうしよう」という『予期不安』に苛まれ、一時は仕事はおろか外出さえもままならない状態でした。その後少しずつ症状が改善していき、2年後にほぼ寛解。さらに1年後にはすっかり完治。 克服するためにいろいろ試した事や感じた事などを、このブログに綴っていこうと思います。 元商業ライター。現地方OL。

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