「正論ちゃん」にならない為に – 心を点じゃなく線で考える

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。

いませんか。やたら正論を振りかざしてくる正論さん。実生活で出会う事はそうそうないのだけど、ネットなんかではよーく見かけます。

発言小町とかにいません?「たかが風邪程度で仕事は休むものじゃないですよ」みたいな事をいかにも正論だと言わんばかりに強気に発言している人。(モヤっとするから、ネット掲示板の類は覗かないようにしておりますです。)

つい先日、こんな動画を見ました。精神科医の名越康文さんの公式チャンネルより。

動画後半、ちょっとハッとしまして。

今年6月に川崎で起きた複数人を巻き込む自殺・殺傷事件の際、とあるコメンテーターが「死にたいなら一人で死ねよ!」と怒りを露わにした事についておっしゃっているんだと思うのですが。

コメンテーターの発言に対して、「そういう発言はすべきでない。この犯人のように孤独と鬱屈を抱えて追い詰められている人が同じような事件を起こしかねない」という声が上がって、当時ちょっとした論争にもなりましたね。

で、名越先生はこんな事をおっしゃっています。

この事件の時、怒りを覚えた人は多かったと思う。同じように「死にたいなら一人で死ねよ!」と感じた人はたくさんいたでしょう。反論はあったが、でもそれは正当な怒りだ。最初に怒りを感じた人も、時間が経つにつれ冷静になって、何故こういう事件が起きたのか、社会的構造の是正を考えるでしょう。それでいい。感情は「点」ではなく「線」なのだから。

凄惨な事件が起きた時に、すかさず冷静になれと正論を言う人。確かに正しいのだけど、ちょっと「解離」が起きていませんか。

と。なぬ。解離とな。調べてみました。

解離(心理学)とは

抽象的に表現するならば、感覚、知覚、記憶、思考、意図といった個々の体験の要素が「私の体験」「私の人生」として通常は統合されているはずのもののほつれ、統合性の喪失ということになる。

(Wikipediaより抜粋)

むずい。むずいが、要約するとこういう意味だったのかと。

すかさず正論を言いがちな人は、感情をないがしろにしていませんか」と。(ざっくり)

パニック障害を患う数年前から、私も「正論ちゃん」だった

ハッとしました。

実は私、パニック障害になる3〜4年前、軽く正論ちゃんっ気があったんですよ。いや、軽くじゃなくて完全にそうだったかも。

「仕事がしんどい」に対して「じゃあ辞めれば」、「旦那がモラハラ男」に対して「選んだのはあなたでしょ」的な返しをしがちだった。

それを正論と言っていいのかは別として、とにかく圧倒的な共感力のなさ。さっきの要約を「解離」と呼ぶなら、見事、鮮やかに解離していましたよね、私。えへ(笑っとけ)。

ちなみに、元々はそんな正論ちゃんじゃなかったし、パニック障害が回復した今はそれなりに共感力を取り戻した(つもり)と思っております。

だけどね、パニック障害を克服する過程で、選択理論というやつに出会って、大いに助けられた経験があって。

具体的には、選択理論から怒りや悲しみの手放し方を学んだ(詳しくはこちらの記事: 怒りと悲しみの手放し方 – 「怒る・嘆く」は誰得なのか)のだけど、これがあまりにも爽快だったので、それ以来怒りや悲しみを感じかけたら、すかさず「やれ手放せ、それ忘れろ」とばかりに感じないようにしていたんですよ、それらの感情。でもこの頃、モヤッとする事が時々あって。

選択理論には「怒りや悲しみを手放せ」とはあるけれど、それって「感じるな」って事じゃないんです。分かってたつもりだったんだけど、ついやり過ぎちゃってたんだと思う。

味わうべき感情をないがしろにしていたんだなー。これもある意味、解離と言えるんじゃないかしら。

気持ちを置いてけぼりにしていると、人って正論を最優先にしてしまう傾向があるんだと思います。私また、うかうか正論ちゃんになっちゃうところだったかもしれない。気をつけないと。自戒、自戒。

正論ちゃんになっちゃうと、何よりまず自分がしんどいです。無意識にじわじわ自分の首が締まっていきます。あげくパニック障害になっちゃった私の実体験からしても、正論ちゃんは少なからず心に悪い。

名越先生の話が、良い判断基準になるかもしません。

例えば、自分が妙に「正論(それが本当に正しいかどうかは置いといて)」に共感しがちな時、気持ちをないがしろにしていないか、本来抱くべき感情を置いてけぼりにしていないかを自分に問うてみる。そういうきっかけになるんじゃないかと。

感情は大切にしなきゃなー。心は点じゃなくて線。冷静になる事に躍起になるのは良くないのかもしれない。

喉元過ぎれば熱さ忘れるとはよく言ったもんです。正論ちゃん判断チェック、今後はときどきやっていこう。という自戒日記でした。まる。(おわり)

ここに記載の治療法や対処法は、あくまで個人的見解に基づいています。
効果の有無や程度は保証できませんので、ふーん、そういう事もあるんだねー、ぐらいの感じでご理解いただけると幸いです。

ブログ管理人の自己紹介とパニック障害の経緯などは、コチラより。
→「ごあいさつ


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管理人まー

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↑Twitterやってます(@ok_daijobu) パニック障害がすっかり治ったアラフォー女です。 35歳の時、通勤電車内でパニック発作を発症。以来、不安、恐怖、息切れ、めまいなどの症状が日常的に現れるように。電車やバスに乗れない、スーパーのレジに並べないなどの『広場恐怖症』や、「またあの症状が出たらどうしよう」という『予期不安』に苛まれ、一時は仕事はおろか外出さえもままならない状態でした。その後少しずつ症状が改善していき、2年後にほぼ寛解。さらに1年後にはすっかり完治。 克服するためにいろいろ試した事や感じた事などを、このブログに綴っていこうと思います。 元商業ライター。現地方OL。

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