治療に役立つオススメ本 【随時更新】

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不安障害・パニック障害関連

不安障害の認知行動療法〈1〉パニック障害と広場恐怖―患者さん向けマニュアル /星和書店

心療内科の先生におススメしてもらった本。
パニック障害とは何か、発作とはどういうものか、その予防方法・対処方法、認知行動療法のやり方、さらにはメンタルコントロールの方法まで。これを読めば、パニック障害のイロハが一通り分かります。
自分の症状がなぜ起こるのか、どうすれば治るのか、という根本的な知識が得られるので、読むだけで何だかホッとできる一冊。
呼吸法のやり方もこの本から学びました。私のバイブルです。

おススメ度 ★★★★★


不安障害の認知行動療法〈2〉社会恐怖―患者さん向けマニュアル / 星和書店

上で紹介した「パニック障害と広場恐怖」と同じシリーズで、これは主に「社会恐怖」に焦点を絞った本。同じく認知行動療法について詳しく書かれているのだけど、やり方そのものはパニック障害のケースとほとんど同じなので、内容も8割方かぶっています。
個人的には、どちらか一冊持っていれば十分かと。

おススメ度 ★★★


自分で治す「社交不安症」 / 法研

あがり症や赤面症、対人恐怖症などの認知行動療法のプロセスを、非常に丁寧に解説した本。「どうやって自分に自信をつけるか」というテーマにもフォーカスしているので、社交不安だけに留まらず、不安障害のさまざまなケースに当てはめられると思います。
トータル200数ページ中、みっちり150ページぐらいが書き込み式のワークブックになっているため、提示の課題を最後までしっかり取り組めば、かなり症状は回復するのじゃないかと。また、「薬物療法よりも効果が高く再発率が低い」という認知行動療法の有効性をうたっており、抗不安薬の減薬、断薬に取り組んでいる方にとっては良いモチベーションにもなりそう。見た目のキャッチーさとは裏腹に、かなり頼もしい1冊。(関連記事: ネガティブな悪循環を断つ問題解決法「RIBEYE(リブアイ)」)

おススメ度 ★★★★★

うつ症状関連

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち / 角川書店

漫画家である著者・田中圭一さんが、自身のうつ病経験や、経験者のインタビュー話をまとめたオムニバスもの。漫画で書かれた症例集のような感じ。
タイトル通り、内容がうつ病やうつ症状メインなので、パニック障害などの予期不安改善にはほぼ関連性ありません。ですが、ここに描かれている多数の症例を眺めていると、そのほとんど(いや全部かも)において人間関係が引き金になっている事が分かって、しみじみ納得。気持ちの持っていき方的な部分で参考になりそうな本ではあります。
が、データや文献大好きっ子な私としてはイマイチ物足りませんでした。

おススメ度 ★★

メンタルコントロール関連

人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

「はじめての選択理論」という副題のとおり、選択理論をはじめて学ぶのにうってつけの本。

選択理論の提唱者、精神科医ウイリアム・グラッサー博士の著書「グラッサー博士の選択理論」は、その内容の素晴らしさに反比例して、非常に難解で読みづらかったのだけど、この本ではその難解さを良い塩梅で噛み砕いてくれているので、スルスルと頭に入ってきます。

これさえ読めば、選択理論の本質とも言える「落ち込みから抜け出す方法」や「怒りに左右されない方法」などが、すんなりと腑に落ちるであろう事うけあいです。

また、自分の「基本的欲求」が把握できるチェックシートが面白い。「愛と所属」「力と価値」「自由」「楽しみ」「生存」これら5つの中で、自分が何を1番求めているのかを導き出し、同時にそれぞれの特徴や得手不得手も把握できます。例えば「愛と所属」の欲求が強いタイプは、誰かと繋がっていたいという思いが強く、ワールドカップで熱心に日本を応援したりしがち、など。

各タイプの傾向と対策も分かるので、まさにタイトルどおり「人間関係をしなやかにする」ヒントになると思います。

人間関係に悩んでいるすべての人に強くオススメしたい一冊。

おススメ度 ★★★★★


グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために / アチーブメント出版

選択理論(Choice Theory)について、精神科医である著者が実際のカウンセリング例などを交えつつ解説した本。ざくっと言えば、「他人は変えられない、変えられるのは自分の行動のみ」「思考を変えたいと思えば、いつでも自由に変えられる」というような事。アンガーマネジメントにも通じる理論だと思う。
この選択理論を知った事で、私自身、長年抱えていた怒りや悲しみを手放す事ができまして。つくづく読んで良かったと思っています。
が、とにかく読みづらい。分厚い。30分も読んでいると耳から煙が出てきます。
まずは、自分の興味のある項目だけ流し読みしてみてはいかがでしょうか。

おススメ度 ★★★★★


ここに記載の治療法や対処法は、あくまで個人的見解に基づいています。
効果の有無や程度は保証できませんので、ふーん、そういう事もあるんだねー、ぐらいの感じでご理解いただけると幸いです。

ブログ管理人の自己紹介とパニック障害の経緯などは、コチラより。
→「ごあいさつ


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管理人まー

管理人まー

↑Twitterやってます(@ok_daijobu) パニック障害がすっかり治ったアラフォー女です。 35歳の時、通勤電車内でパニック発作を発症。以来、不安、恐怖、息切れ、めまいなどの症状が日常的に現れるように。電車やバスに乗れない、スーパーのレジに並べないなどの『広場恐怖症』や、「またあの症状が出たらどうしよう」という『予期不安』に苛まれ、一時は仕事はおろか外出さえもままならない状態でした。その後少しずつ症状が改善していき、2年後にほぼ寛解。さらに1年後にはすっかり完治。 克服するためにいろいろ試した事や感じた事などを、このブログに綴っていこうと思います。 元商業ライター。現地方OL。

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