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ストレスと否応なく向き合う羽目になった話 2

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。

早速前回のつづきをば。

パニック障害を発症して、旅する事にようやく疑問を感じ始めた頃のお話。

 

雨漏りの床を拭くばかりの認知行動療法

私が旅をする理由。それは単に日常から目を背けたいだけなんじゃないか。そう、はたと気づいて。じゃあ目を背けたいほどの日常を形作っているのは何なのか、ちょっくら考えてみる事にしました。

あ、同時並行で認知行動療法も進めていました。が、まだこの頃は近所を散歩するので精一杯。外出もままならない一方で、家にいる時でさえふとした瞬間に動悸が始まって発作に至る事がありました。

例えばテレビの音量。家族が見ているテレビの音が他の部屋から漏れ聞こえてくると、ドキドキして頭が真っ白になって、布団に丸まっていました。

それを家族に伝えても、テレビの音量を進んで小さくしてくれる事はありませんでした。息苦しさにあえぎながら「テレビの音を少し下げてほしい」そう伝えるたび、悲しさと苛立ちがグルグルと渦巻く毎日。そういう些細なあれこれが色々あって。実にしんどかった。

ああそうか。ストレスの出どころは家族だ

と思った時に、あらゆる鬱屈がどこからやって来るのか、やっと説明がついた気がしました。

 

失敗が怖くて、現状維持をひたすら望んでいた

例えば、仕事。

若い頃には夢がありました。夢を追ってマスコミ業界で働いていました。そういえば、徹夜が何日続いても辛いと思った事はなかったなあ。それぐらい充実していたし楽しかった。だけど数年経って、ある程度責任ある仕事を任されるようになってくると、途端に辞めたくなって退職してしまいました。失敗するのが怖かったんです。

例えば、恋愛。

結婚がチラついてくると、途端に別れたくなる傾向がありました。あるいは結婚のケの字も考えていないような人とお付き合いしてしまう傾向もあった。これまたたぶん怖かったんです。深い関係性を築いて失敗するのが

どうやら私、そういう環境で育ったせいで、そういう思考回路になっちゃっていたみたい。いつだって家の中には逃げ場がなくて、身に覚えのない罪悪感ばかりで、素の自分が分からなくて、まったくもって自信がなくて。

だから現実と向き合わないようにしていたんだと思います。海外に逃げ続ける限り挫折も失敗もない。その代わり成功も成長もない。誰とも深い関係性を築かなくていいっていう、ある種の免罪符も得られる。

だけどそうやって、ずっと同じところで足踏みをしている状況そのものが、実際には私の鬱屈でもあったのです。

このままじゃダメだ。逃げてちゃいけない。変わらなきゃ。

ストレスに向き合って、その原因を紐解いていく中で、現状を変える事にやっと目が向き始めました

 

ストレスの原因にたどり着いた時、怒りがわき起こった

全部生い立ちじゃん。親じゃん。三十数年生きてきてやっと気づいたし。ふざけろよ。

って正直思いました。親に対してふつふつと沸き上がる怒り。だけど、それでも家を出るという発想にはなかなか至らなかったのです。自信がなかったから。一人でやっていけるはずがないと思ったから。

それよりも前に、親に思い知らせてやりたいと思った。あなたたちが今までにやってきたあんな事やこんな事のせいで、こんなに可哀想な人間が出来上がってしまった事を

一方、呼吸法を覚えてから認知行動療法は少しずつ進展していました。予期不安は消えなかったけれど、電車もバスも何とか呼吸法で乗り切れるようになって、期間限定の短期パートも何とかこなせていました。ちょっと自信がついてきたので、そろそろフルタイムで働いてみようかと思いはじめていました。

もちろんストレスはそのまま。まあそりゃそうです。毎日親と顔を突き合わせているわけだから。何か突破口はないか、いろいろアンテナを張って探していた時に、インナーチャイルドうんぬんの概念に辿り着いたりもしました(詳しくはこちらの記事)が、結果的に腑に落ちたのが選択理論というやつ。何気なくアマゾンでポチった本がきっかけでした。これ。

ウイリアム・グラッサー「グラッサー博士の選択理論―幸せな人間関係を築くために」(アチーブメント出版)

 

目からウロコがジャラジャラ落ちました。鯛のウロコぐらい。もうザクザク。ようやく、現状を抜け出すための希望の光を見た気がしました。

 

他人は変えられない、変えられるのは自分だけ

選択理論の全貌を伝える事は、たぶんなかなかの骨折りです。なので、ざくっと申しますとですね。

人はいつでも何かしら行動している。そして人を動かしているのは、外部からの力ではない。すべては自らの選択である。

怒りも悲しみも落ち込みも、抱え続けるメリットは一つもない。そして自分次第で怒りや悲しみや落ち込みをやめる事ができる。

他人をコントロールする事はできない。ただ唯一変えられるのは、自らの行動のみである。

とまあ、そんな感じ。

や、こうして書いてみると机上の空論みたいな、なんとも非現実的な理論のように見えますね。でも、本では実例を交えながら、実に説得力を持って説明されていました。

また私も頑張って別記事にまとめてみたいとは思っておりますが、もしアレだったら本買ってみてください。私の心の奥に、真っ赤な薔薇を咲かせてくれました。花びんに水をあげましょうー、心のずっと奥の方ー。from 情熱の薔薇、by ブルーハーツ。

本を読み終えて、心に決めた事があります。

自分の人生に誠実になろう。自分を可哀想な人間に留まらせているのは他の誰でもない、自分自身なんだ。よし、家を出よう、と。

パート③(最終回)はこちら

ストレスと否応なく向き合う羽目になった話 3(最終回)

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。 さてさて、前回のつづきを。 うまく着地できるといいな。終われるかな、つづくになっちゃったらごめんなさい。   沸き起こる怒り、でもそれは手放す事がで ...

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ここに記載の治療法や対処法は、あくまで個人的見解に基づいています。 効果の有無や程度は保証できませんので、ふーん、そういう事もあるんだねー、ぐらいの感じでご理解いただけると幸いです。
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