結局のところ、服薬治療ってどうなのか

こんにちは、あろはー。管理人まー、です。

今日は薬をテーマに書いてみようと思います。薬って飲んだ方がいいの、飲まない方がいいの、っていう件。これ、皆さん大いに悩むところだと思うのです。

私は専門家ではないので「飲め」とか「飲むな」なんて事は言えないのだけど、自分の経験を踏まえた個人的な所感としては、「んー」という感じなのですよ。

私はアルプラゾラムが効かなかった

私はパニック障害と診断された際、同時に頓服薬としてアルプラゾラムを処方されました。で、飲んでみたのですよ。発作を起こした時に。

ところが全然効きませんでした。「死ぬかもしれない」という猛烈な恐怖はちっとも治まらず、結局その後30分ほど発作は続きました。

そもそもパニック発作は本来数十分で自然と治まる(パニック発作とパニック症 – MSDマニュアルより)ものなので、その時はアルプラゾラムがまったく効果を発揮することなく、私は発作を普通にフルで味わった事になります。

「ち、なんだよ。薬なんて効かないじゃないか」って思いました。で、もう飲まない事にしました。

もともと私、薬が嫌いでして。とりわけ鎮痛剤の類いは、普段からできるだけ飲まないようにしていました。

なんか、怖かったのですよ。飲んだときのあの「痛みだけじゃなく色んな感覚がぼやけてくる感じ」が。

あと個人的にはサプリにも懐疑的。摂取する化学物質の量が食品中の有害物質よりも多いという話もありますし。(「健康食品」について – 内閣府食品安全委員会資料より)

まあ、それぐらい薬にはやたらと抵抗感がありまして。その強い思い込みのせいでアルプラゾラムが効かなかったのかもしれません。

服薬、通院をしなくても、パニック障害は治った

さて。私は服薬治療と通院をしない選択をし、結果的に足掛け3〜4年でパニック障害は完治しました。

「パニック障害に寛解はあっても完治はない」などとうそぶく声もありますが、あえて完治と言わせてください。だってもう、かれこれ2年以上ちっとも症状がでていないのだもの。

ちなみに私は読書が好きで、書籍や文献を素直に受け入れるタチなので、やはり関連書籍を読む事が治療に大きく作用してくれました。

主に有効だったのは行動認知療法です。参考にした書籍を記載しておきますね。

  • 不安障害の認知行動療法(1)パニック障害と広場恐怖 患者さん向けマニュアル/星和書店
  • グラッサー博士の選択理論 幸せな人間関係を築くために/アチーブメント出版

私が薬を飲まずに完治した一方で、私の弟は同じくパニック障害とうつ病でベンゾ系の薬を長年(10年以上)服用し、依存症になってしまいました。途中で薬を何度も変えたりしているそうなので、具体的な服薬の経緯は分からないのですが。現在は闘病しながら減薬、断薬を試みております。あ、もちろん医師の指導の元に。

パニック障害治療の2本柱は「服薬」と「精神的アプローチ(行動認知療法など)」だと言われているものの、そういう事もあって、私個人としては服薬に対して「んー」という印象がどうしても否めません。んー。

そもそも、薬の依存症って何なのか

2017年、厚生労働省がベンゾジアゼピン系薬の服用に際して、重大な副作用が生じる事があると発表しました。それは「連用による依存症」。(関連記事: BZD系薬などに重大な副作用追記 – m3.comより)

これまでは「長期の大量服用」に依存性があるとされていたそうなのだけど、今回「14日程度の連続使用」での依存性が認められたのだとか。

と、その前に。薬物依存ってそもそもどういう事なのだろう。ザクッとまとめてみました。(依存、耐性および離脱症状 – 睡眠薬の適正使用とベンゾジアゼピン系薬の減量方法より)

依存: また再び飲まずにおれない精神的ならびに身体的な強い欲求の事

だそうな。ベンゾ系の薬を連続で飲むと、どうしてもまた飲まずにおれなくなってしまうという副作用が出る事があるようです。(副作用が必ず全員に現れるわけじゃない事を留め置きください)

渇望にまかせて薬を飲み続けると何がよろしくないか。それは耐性がついてしまう事。

耐性: 同じ効果を得るために薬を増量しないといけなくなる状態の事

そう、薬を連用すると、用量を増やさざるを得なくなってくるわけです。

でも何が問題なの?薬に依存したって用量が増えたって、症状が治まるなら別にいいじゃない。と一瞬思ったのだけど、やはりそういうわけにもいかない。

なぜなら、薬(特に消失半減期の短いもの=薬の成分が早く排出されるもの)の効き目が切れた時に「反跳現象」や「離脱症状」が起こりやすくなるからです。

反跳現象: 服用前より症状が悪化する事

離脱症状: 服用中断により、治療前にはなかった新たな症状が生じる事

つまり、薬物依存になってしまうと、飲む前よりも苦しくなったり、さらに飲む前にはなかった症状が新たに発生する事があるというわけで。なんとも理不尽。

まさに弟がそんな感じなのですよ。10年以上服薬し続けて症状は悪化し、今はもはやパニック障害とは別の何かと闘っています。なぜ薬を飲むのか、もうよく分からない状態。(いずれ断薬できるよう、家族一丸となってサポートしている昨今です。)

ここらで散らかった頭の中をいったんまとめてみますね。

  • 薬には依存性があるので、短期決戦が望ましい。
  • 長期連用すると副作用発生の可能性が上がり、そこから派生して反跳や離脱症状が出ることがある。

精神的なアプローチをメインに治療するのが安心かもしれない

考えが徐々にクリアになってきました。はい。

要するに服薬治療自体は悪くないのです。ただ、副作用が怖いのです。

そして、服薬する以上は副作用のリスクが少なからずあって、また、症状が悪化したり別の症状が出るという新たなリスクも出てくるのです。

だから思うのです。「副作用のリスクを考えるなら、服薬しないという選択肢は大アリだ」と。個人的な所感ですけどもね、あくまでも。

繰り返すようだけれど、パニック発作自体は数分〜数十分で収束します。だから、過ぎ去るまでひたすら耐える事でやり過ごせます。あと、呼吸法で発作を予防することもできます。

それから、発作には至らないけど不安で悲しくて希望も湧かなくて「生きてくのしんどいなー」ってなるような強烈なネガテイブの波がやってくる事、あるじゃないですか。(私はあった。)そういう波はたぶん、ストレスと向き合って、充分に休養を取る事で治まるはずです。休養できる環境づくりはもちろん必要だけど。

あと予期不安については、認知行動療法で解消できます。

だからもし今、服薬治療を検討されている方がいるとしたら、「服薬せず、精神的なアプローチで改善を図る」というのもひとつ選択肢に入れてみてはどうかなあ、と思います。少なくとも服薬は絶対ではないですから。

一方で、服薬は絶対ダメというわけでも、もちろんありません。副作用が必ず現れるわけじゃないですものね。

でも服用を始めてから症状が悪化したり、別の症状が出てきた場合は、それはパニック障害によるものではなく、薬の副作用である可能性が高いという事は言えると思います。その場合、その諸症状は減薬あるいは断薬する事でしか治らないであろうことも。

まとめ

相変わらず、長文だらだらぶっ込んでしまってすみません。

ともあれ。

薬にはリスキーな一面があるって事が、改めてよく分かりました。飲まずに済むなら極力避けたいものだけど、飲まないと日々をやり過ごせない状況があるのは、もう痛いほどよく分かっているつもりです。

私はラッキーだったのだと思います。薬に偏向があって、かたくなに嫌いだった事がある意味幸いしました。それから、休養してストレスが癒せる環境を、わりと早めに作れた事も良かった。

今、薬を服用されている方の中には、依存症状に苦しんでおられる方や、減薬や断薬に取り組んでおられる方もいると思います。私の弟も、まさにその渦中です。

減薬、断薬に成功された例は数多いので、薬物依存になったからといって悲観的になる必要はまったくないとも思っています。現に弟は一進一退ながら、少しずつ少しずつ改善してきていますから。

私が実際にストレスをどうやって断ち切ったのか、その辺りの事はまた別の機会にまとめたいなと。あと、弟を見守る中で感じた事なども、いつか綴ってみたいと思っています。

よし。未来は明るい。(おわり)

ここに記載の治療法や対処法は、あくまで個人的見解に基づいています。
効果の有無や程度は保証できませんので、ふーん、そういう事もあるんだねー、ぐらいの感じでご理解いただけると幸いです。

ブログ管理人の自己紹介とパニック障害の経緯などは、コチラより。
→「ごあいさつ


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管理人まー

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↑Twitterやってます(@ok_daijobu) パニック障害がすっかり治ったアラフォー女です。 35歳の時、通勤電車内でパニック発作を発症。以来、不安、恐怖、息切れ、めまいなどの症状が日常的に現れるように。電車やバスに乗れない、スーパーのレジに並べないなどの『広場恐怖症』や、「またあの症状が出たらどうしよう」という『予期不安』に苛まれ、一時は仕事はおろか外出さえもままならない状態でした。その後少しずつ症状が改善していき、2年後にほぼ寛解。さらに1年後にはすっかり完治。 克服するためにいろいろ試した事や感じた事などを、このブログに綴っていこうと思います。 元商業ライター。現地方OL。

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